社会福祉専門学校に通うなら自宅から近いほうがいい?

社会福祉専門学校に通うなら自宅から近いほうがいい?

高校を卒業後の進路で社会福祉専門学校に入学を希望している方は、自宅から近いほうがいいのかどうかで迷ってしまうことはあります。
この選択肢は社会福祉専門学校のホームページを確認して、合格率や就職率など実績を頼りに選ぶことが前提です。
近隣に該当するスクールがあれば登下校に費やす時間を短くできることになるので、学校だけではなく自宅学習の時間を増やせるメリットがあります。
もしも近隣に良いスクールが無かったとする場合、この選択肢は各ご家庭の金銭的な部分が大きく影響してしまうので、できるだけお金を費やしたくない場合では遠くても家から通える学校を探す方法は現実的に節約を行えます。
逆に潤沢な資金をお持ちのご家庭であれば、全国各地のスクールから自由に選び出し、アパートを借りて通うことができるので、優れた学校に厳選することはできます。
ご家庭によっては仕送り金を出せるものの、生活費全てを賄えないようであれば、アルバイトをしながら学校に通うことも無理ではありません。

社会福祉法人が運営する専門学校は住み込みのところもある

社会福祉法人が運営する専門学校は住み込みのところもあって、学習しながら報酬を得られるものもあります。
背景として慢性的な人材不足がるため、実習という形式で実際の働く職場で経験をしてもらいつつ報酬を得ることで学費を抑えるという仕組みです。
学生側も実務を学びながら学費を抑えることや生活費の足しにできるため、メリットも多く享受できます。
もちろん学生の本分は学習なので、学習以外の時間を利用するという背景もありますが住み込みなので住居費用もかからず心理的な負担は少ないといえるでしょう。
そのまま同じ社会福祉法人に就職すればさらに学費を免除してくれるなどの仕組みを提供している学校もあるので、自分の今後の働き方を考えて検討してみると良いです。
ただしデメリットが全くないわけではなく、別の就職先に就業したり学業途中で住まいを変更するなどした場合は契約にのっとった対応が必要になるので入念な確認をすることが大切になります。

著者:永野鉄男

筆者プロフィール

千葉県流山市生まれ。
長年社会福祉士として活躍中。
今回は社会福祉士になるにはどうすればいいのか記事を書きました。